2020年12月12日

重機購入は中古と新車、どちらがお得か?メリット・デメリットを徹底比較

ミニユンボ(ミニ油圧ショベル)

重機を購入する際、新車と中古で迷う方も多いのではないでしょうか。その場合、「新車はいろいろな点で安心」「中古は何かあったら面倒」といったように、新車にはポジティブなイメージ、中古にネガティブなイメージがあるかもしれません。重機は主に企業の利益を生むための設備として購入するもので、そういった面から考えるとできる限り購入から維持までの費用を抑える必要もあります。

一般的な方法で新車を購入する場合と注目度の高いインターネットオークションで中古を購入する場合、どちらがどのようにお得なのでしょうか。購入方法によってどうメリットが異なるかを比較してご紹介します。

新車とインターネットオークションの中古、どちらがお得?

新車を買う場合と、ネットオークションで中古を買う場合、どのような違いがあり、どちらがお得なのでしょう。いくつかの観点から比較してみます。

重機の耐用年数から考える

新車と中古を比べるとき、最も気になることのひとつは「どれくらい長く使えるのか」という点、すなわち「使用に耐え得る年数」ではないでしょうか。この「使用に耐え得る年数」を耐用年数という言葉で表すことがありますが、本来、耐用年数という言葉は別の意味を指します。

耐用年数という言葉は、税制上の試算として償却する法定耐用年数のことを表す場合に使われるのが一般的です。

税制上での耐用年数は、省令により基準とする年数が公表されています。装置・機械に関する部分を見ると、林業用は5年、総合工事用は6年など、使用する業務ごとに異なる年数が定められています。

中古の場合に一般的に目安とされるのは、法定耐用年数から経過年数を引き、経過年数の20%を加えて算出する計算方法です(1年未満の耐用年数は切り捨て)。ただし、2年未満は2年として償却期間を設定するのが通例で、経過年数がいくらたっていたとしても最低2年は耐用年数を見積もることを意味しています。

こういった耐用年数から減価償却を考え、1年当たりの減価、つまり「1年当たりどれくらいの価値を消費したか」という観点で比較して考えることもできます。例えば、1年当たりの減価償却が100万円の場合と80万円の場合では、前者の方が多くの価値を消耗したことになります。

では、実際に使用できる年数についてはどうなのでしょうか。これは使用状況とメンテナンスによって大きく変わるため、一概に言うことができません。重機は管理次第で何十年も使えますので、経過年数が5年以内であれば誤差の範囲と見なす考え方もあります。

車体の購入価格から考える

購入価格は当然ながら、新車が高く中古が安いということになります。このとき比較のうえで重要なのは、中古がどれくらい安くなっているかです。

車体の状態や経過年数、アワーメーターも合わせて考え「お得な値段」なのかどうかを見抜く感覚が必要になります。状態は新車に対して1/2、価格は1/3といった掘り出し物に出会う可能性もあるのが中古の魅力と言えるでしょう。

中古の重機を探す際、例えばインターネットオークションでは出品される地域が限定されないため、多種多様な重機が出品されていることがメリットです。数多くの出品車体のなかから想定する用途に見合う1台が見つかる可能性も格段に高くなります。

保守費用と税金から考える

中古で購入しても、まったく故障せずに新車と変わらず使える重機もありますが、平均的にはやはり中古の方が早いタイミングで維持費用が大きくなっていきます。

この維持費用と購入価格のバランスで、得かどうかを判断しなければなりません。このとき、重機の状態が明確に査定された鑑定書を提示しているインターネットオークションで購入すれば判断がより容易になります。

固定資産税に注目すると、新車、中古どちらも減価率の計算によって毎年税額は減少していきます。しかし、購入価格と購入に際して要した費用を合わせた取得金額によって初年度の課税額が変わるため、より安い中古を購入した場合、固定資産税もより低くなります。

新車は最大3年間、固定資産税が減額される優遇制度もあります。しかし、これは期間が限定された特別措置法上の軽減措置(2021年3月終了)であり、比較条件として考慮に入れるには注意が必要です。

維持と事務処理の手間から考える

事務処理の手間を考えると、最も処理の回数が多いのは修理やメンテナンスについての支払いではないでしょうか。この部分においては、一般的に中古の方が修理頻度が高いため、修理依頼やそれに伴う決済や経費処理の手間も増加しがちです。

この点から考えても、中古であってもできる限り修理が発生しないことが重要で、それによって新車との差は小さくなります。現場履歴や修理歴が明示されていて、保守管理状況が明確な中古をインターネットオークションで購入することで、こういった維持や事務処理の手間も減らすことにつながります。 新車の場合、突発修理の発生率は平均として低くなりますが、定期メンテナンスや法定点検に関しては中古も同様の頻度で行うため、その点についての手間は変わりません。

仕様と納入までの時間から考える

新車の場合、完全に希望の仕様で注文できます。その点はメリットですが、受注生産となることが多いため納車までの時間がかかるというデメリットがあります。

一方、インターネットオークションで中古を購入すればすぐに納入され、即戦力として使えるという大きなメリットがあります。しかし、希望の仕様に100%合致するものを探すのが難しい場合もあり、仕様に関しては運任せに近い部分も。その点は、デメリットと言えるでしょう。

仕様と価格を同時に考えると、購入の条件によっては中古の方にメリットが大きくなります。新車購入時、本当は欲しい機能であっても購入価格を考えて削ることもあります。中古なら、こういった機能がすべて付いたものを低価格で買える可能性もあり、出品数の多いインターネットオークションでの中古購入が有利となります。

一般的な新車とインターネットオークションの中古、それぞれの特徴

一般的な方法で新車を買う場合と、インターネットオークションで中古を買う場合、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

重機を新車で買うメリット・デメリット

一般的な方法で新車を買うメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 車体が新しいことによる安心感
  • 突発修理の発生確率が平均的に低い
  • 希望どおりの仕様にできる
  • 固定資産税の軽減措置がある(期間限定)

最後の固定資産税の軽減措置については期間限定であるため、メリットとして考える場合は、注意が必要です。

では、次にデメリットとなる部分を挙げると次のようになります。

  • 購入価格が高額
  • 資金繰り圧迫の可能性
  • 固定資産税が高い
  • 納入まで時間がかかる

デメリットとしては、やはり高い購入価格とそれによる経営の圧迫などが考えられます。また、納入まで時間がかかり、即現場投入できないことも状況によっては大きなデメリットとなります。

インターネットオークションで重機の中古を買うメリット・デメリット

インターネットオークションで中古を買う場合では、次のような点がメリットとなります。

  • 低価格で購入可能
  • 掘り出し物に出会う可能性
  • 固定資産税が安い
  • すぐに納入され即戦力で使用できる
  • 全国から出品されているため台数が多い
  • 現地までの移動の手間や費用が必要ない
  • いつでもどこからでも入札できる

安く購入でき固定資産税も低く、即戦力となるという点は中古全般のメリットです。また、全国から出品された重機を時間や場所を限定されずに買うことができるというのは、インターネットオークションの大きな特徴です。

しかし、メリットばかりではありません。次のような点はデメリットとして留意しなければなりません。

  • 油圧装置や各部ピンの消耗は進んでいる
  • 修理頻度増加防止のため日ごろの管理が重要
  • 希望の仕様のものを探す必要がある

過去の使用状況により、早めに修理箇所が増えてくるのは中古の宿命と言わざるを得ません。特に油圧装置のシールや各部のピン類は重機において消耗品であり、経過年数やアワーメーターと比例するように摩耗しています。大きな故障につながらないよう、日ごろの管理の重要性が高いということは意識しておく必要があるでしょう。

また、希望の仕様のものと出会うかどうかは運次第という一面もあり、特殊な仕様のものを探す場合には中古は不利となります。

新車と中古、どんな購入方法がある?

ここで、新車と中古それぞれにどういった購入方法があるのかを整理しておきましょう。

新車重機の購入方法

新車の購入方法としては、一般的にディーラーまたは販売代理店で購入することになります。

新車の重機の購入は他の多くの産業機械と同様に、営業戦略によって大きく左右されることもあります。その企業の顧客重要度によって割引率を変える場合も多く、取引回数や保有台数の少ない企業には不利になるかもしれません。

中古重機の購入方法

中古の購入方法には、ディーラーや販売業者の開催する展示販売会、会場オークション、オンラインマーケット、インターネットオークションなどがあります。

新車のように営業担当とのやりとりのなかで契約となる方法と違い、中古は価格が公開されている場合がほとんどです。そのため、企業規模による有利不利のない価格で買うことができます。

これらの購入方法のなかでも、近年取引が増えているのはインターネットオークションです。

インターネットオークションの場合、人の移動や車体の搬送が不要です。そのため、出品者、購入者ともに費用を削減できます。この点が販売価格に反映されることもあり、低価格というメリットがさらに大きくなります。

また、鑑定書やそれまでの現場履歴など、情報が明示されているオークションではより安心して取引ができます。プロによる鑑定の結果が公開されているため客観的に車体の状態を知ることができ、平等な条件で入札できます。

インターネットオークションでの中古購入は、企業規模や企業間の付き合い、目利き能力などに左右されずに取引できる平等な購入方法と言えるでしょう。

新車の安心感と中古の実利、どちらを取るか

新車は「なかなか壊れない」という安心感がありますが、中古もそれまでの使用歴や管理状況によって維持費用を抑えることが可能です。そういった維持費用に関する不安を除くと、中古は低価格で購入でき、税金や納入時期に関しても大きなメリットがあります。ここにインターネットオークションのメリットが組み合わされることで、中古の有利な部分はさらに大きくなります。中古の重機を探す際には、豊富な種類のなかから検索でき、安心して取引できるALLSTOCKERインターネットオークションをご利用ください。