2019年12月26日

中古建機・重機を買うメリットは?新車購入、レンタルとの違い

中古建機・油圧ショベル(ユンボ)0の写真

中古建機・重機を買うか、新車を買うか、あるいはレンタルにするか? 決して安くはない建機や重機、どのように調達するかはとても重要なポイントです。この記事では、それぞれの調達方法のメリットを詳しくご紹介していきます。また、購入できる場所や購入までの流れ、価格や状態などの情報収集方法についてもご紹介します。

中古建機・重機の購入を検討すべきとき

新たに案件を受注するためには、工事内容に必要な建機・重機を揃えなければいけないことがあります。他にも、排ガス規制の強化や工法の変化といった外的な要因で、現在稼働している建機・重機が現場で使えなくなることも考えられるでしょう。このように、新たな建機・重機が必要になったとき、中古建機・重機の購入か、新車の購入か、あるいはレンタルにするか、よく検討して決めなければなりません。

中古建機・重機と新車を比べてみよう

一般的に、中古建機・重機は購入後も評価額が下がりにくい商品とされています。その理由のひとつとして、大手メーカーが1980年代から中古建機・重機の市場づくりに意図的に取り組んできたことが挙げられます。通常の商品では、中古市場が活発になってもメーカーの利益にならないばかりか、新品が売れなくなる心配が出てくるでしょう。しかし、建機・重機に関しては中古市場が整うほど新車も売れるという特徴があったのです。意外にもその理由は、環境への配慮から排ガス規制が厳しくなっていったことにあります。特に規模の大きい会社では、経過措置があっても排ガス規制に適応していない建機・重機を使うことをよしとしない考え方が定着してきました。なにより、会社のイメージ向上につながるため最新機種を積極的に購入し、保有していた建機・重機を中古市場に放出する動きが活発になったのです。当然、それらはまだ年式も新しく状態もよいので、高値で買い取りたいという業者が多くなります。その結果、納得のいく下取り価格がつくため、大規模企業の新車購入のハードルが下がり、また状態のよい中古建機・重機が市場に出るという好循環がつくられていったのです。こうして状態のよい中古建機・重機が充実するようになったことで、多くの建機・重機を保有する企業がこの市場に目を向けるようになりました。

しかし、購入を検討する企業が求める中古建機・重機は必ずしも新品に近い状態のものとは限らず、用途によっては、手頃な価格のもので十分ということも少なくありません。また、まったく同じ型式・モデル・年式であっても1台ずつ状態は異なります。そこで必要となるのが“プロ”の目利きです。買い手が求めることを叶えられる中古建機・重機かどうか判断できる材料があると安心でしょう。

一方、最新機種を真っ先に保有できたり、カスタマイズして購入できたりするのが新車です。中古建機・重機には無いメーカー保証もついていますし、各メーカーが無料点検のようなプラスアルファのサービスを付帯することも多いです。しかし、新車購入の際には納車まで長期間待たなくてはならないのが実情です。建機・重機は用途によって求められる仕様が異なるため、受注生産になることがほとんどだからです。

レンタルと中古建機・重機を比べてみよう!

レンタルと中古建機・重機の購入でどちらがお得かは、工期の長さとレンタル料金によって決まってきます。中古建機・重機を買うメリットは、工期が長い場合、のちに売却した時の売上も含めてお得になるということです(工期が何ヶ月以上でどちらがお得になるかは、実際に使用する型式・モデルや中古建機・重機の価格、レンタルの契約形態や諸費用により違ってきます)。

一方、工期が短い場合はレンタルを選択した方がお得になる可能性が高くなります。レンタルのメリットは、必要な期間だけ借りて使うことにより、少額のレンタル料で済むところにあります。ただし、繁忙期には希望の型式・モデルが出払っている場合があり、確実に借りられるとは限らないため注意も必要です。

中古建機・重機を買うメリットは?

中古建機・重機を買うメリットは大きくわけて二つ、費用対効果と納期です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

中古の購入なら費用対効果が高い

中古建機・重機を新車の価格と比べると、一般的に3年使用したもので4割~5割ほど安いと言われていますが、状態のよいものが多いことも特徴の1つです。それは、多くの機種で本体の基幹となっている油圧機器が、日本が誇る高性能な製品だからです。国内では1950年代後半に建機・重機の需要が高くなり、油圧技術の研究開発が進められることとなりました。基礎的な技術は欧米から取り入れましたが、のちに独自の製品設計と精度の高い油圧機器の製造に成功し、その基盤を築き上げたのです。つまり、そもそも本体の故障の心配が少ないのが日本の中古建機・重機の特徴です。それは油圧機器に限ったことではありません。メーカー各社としても、建機・重機の故障によって現場作業に支障をきたすことがあっては信用を失うばかりか補償を求められる場合もあるため、製造技術の確かさをなによりの優先事項として捉えているからです。

新車に比べて価格が安いため、新車だと予算オーバーとなる場合も予算内に収まること、公的融資を受ける場合に返済がしやすいことなどもメリットとしてあげられます。また、建設機械は償却資産(固定資産のひとつで土地・家屋以外の事業で使う資産)に該当するため、安価で購入できれば固定資産税額もおさえることができます(取得価額が安ければ、税額も安くなるため)。

中古建機・重機は相場がわからなくて不安という場合は、ALLSTOCKER(オールストッカー)のようなオンラインマーケットをチェックしてみるのもひとつの手段です。サイト内には相場検索機能(※無料会員登録をするとマイページから使えます)がありますので、検索窓に型式を入れれば年式と稼働時間に応じた相場が表示されます。

即納が可能

そしてなんといっても即納が可能なことは大きなメリットと言えます。購入する中古建機・重機は、今まさに市場に在庫がある1台ですので、待つ期間は配送などにかかる日数のみとなります。必要な建機・重機がタイミングよく入手できなければ現場作業がストップしてしまい大きな損失を生みかねませんし、受注したい案件を逃してしまうことにもつながります。特に新車を発注して待っている時間がない場合に、中古建機・重機の購入は賢い選択となります。

中古建機・重機の購入方法と情報収集方法

中古建機・重機を買うメリットは多いことがわかっても、その購入方法は多岐に渡りますし、価格や状態などの情報収集方法もそれぞれ違ってきます。あらかじめ押さえるべきポイントを知っておくことが、賢い買い物につながります。

販売店

まず一つ目は、実店舗を構える「販売店」で購入する方法です。その中には、正規ディーラーで中古建機・重機を扱っている店舗、中古建機・重機専門店、販売・買取りもしている整備工場など、様々な形態があります。

これらの販売店で購入する場合の情報収集方法は、実店舗に出向いて営業担当者と話をするか、電話やメールなどでやりとりをするかになります。以前から取引のある販売店であれば買い手の意向が伝わりやすく、人間関係が築かれている場合はなおさらスムーズな購入につながることでしょう。また、建機・重機の置き場が近いとは限りませんが、実物を見ること、試乗して作動を確認することもできます。全てのポイントを確認して、問題がなければ購入を決めるという流れが一般的です。

オンラインマーケット

オンラインマーケットで購入する方法もあります。この場合は当然、パソコンやスマートフォンでインターネットを通じて情報収集をすることになります。そのため、全国の中古建機・重機の詳細な情報がリアルタイムで手に入ることがオンラインマーケットならではの特長であり、情報収集の場所も時間帯も問いません。ALLSTOCKER(オールストッカー)のようなサービスであれば、メーカー、型式・モデルはもちろんのこと、年式、稼働時間、出品元の都道府県、販売価格、チェックすべき箇所のクリアな画像など、選ぶときに必要な情報がおおむね揃います。希望の型式・モデルが複数台出品されている場合の比較検討が簡単であることや、万が一希望の型式・モデルの中古建機・重機が見つからない場合には、希望の機械が出品された際の通知を依頼できることなどもメリットとして挙げられるでしょう。サイトを閲覧するだけでなく、フリーダイヤルの電話やメール、SNSなどで詳細を問い合わせることもできます。インターネットが普及した現代においては、時間や手間が省ける、詳細な情報が瞬時に手に入るなど、圧倒的な強みを持つオンラインマーケットでの購入がベターな選択と言えるのではないでしょうか。

一括払い以外の支払い方法

中古建機・重機を買うときは一括払いになると考えがちですが、高額であることからキャッシングやカードローン、またはリース契約という方法もあります。キャッシングは、主にクレジットカードに付帯しているキャッシング機能を使って現金を引き出し、返済にはリボ払いを適用するのが一般的です。カードローンは、金融機関に申し込み、ローン用のカードを作成してATMから現金を引き出すか、電話やインターネットで口座に振り込んでもらう方法があります。返済は口座からリボ払いで引き落とすのが一般的です。ただし、リボ払いには利息がかかるため、複数のクレジット会社や金融機関の利息を比較して選択するとよいでしょう。リース契約は、建機・重機を長期間借りる契約を結ぶ形になります。原則、途中解約はなく、リース期間終了後は残りの金額を支払って買い取るのが一般的です。最終的には購入するのと同じことになりますが、設備投資は避けたい、ローンは組みたくないといった場合に考えられる方法です。

まとめ

このように、中古建機・重機を買うメリットとその具体的な手段を詳しく知っておくことで、その時々の状況に合わせてベストな買い方を選択することができるようになります。中でも重要な点は、1台ずつ状態が違う中古建機・重機の購入に当たっては 、“プロ”の目を通して買うことで思わぬ失敗のリスクを抑えられるということです。希望する型式・モデルで状態のよい中古建機・重機をスムーズに見つけるには、然るべき機能を備えたサービスを選択することが大切なのです。


参考: